こんにちは。矢野宏和@ナマクラSBS避難受入事務局です。
今週から我が家に、ママと1歳3ヶ月の男の子が、10日間の予定で来てくれています。
赤ちゃんが、もう、かわいい。ちょうど、うちにも、同じくらいの赤ちゃんがいるので、双子ってこんな感じかあ、とたのしんでいます。
その赤ちゃんが我が家にやってきたその日、モンテッソーリ教師の深津高子さんが書いてくれた「幼い子どもたちが避難する際のケアについて」にも、書いてあるように、我が家が、どんな構造(増改築を繰り返しているので複雑)になっているか。そのオリエンテーションをしました。
そのとき、ぼくは深津さんのアドバイスに添って、そのお母さんではなく、赤ちゃんに丁寧に語りかけることを意識しました。
「ここは、寝る部屋です」
「ここは、お風呂です」
「この部屋は、危険なので入らないように」
などと、なるべく丁寧な言葉で、いわゆる赤ちゃん言葉は使わずに、一人の人格のある人間として接しようとしました。
その赤ちゃんのお母さんも、深津さんから子育ちを学んでいる方だったので、その辺りの意味もよく理解されていました。
ぼくが赤ちゃんに語りかける。お母さんがその内容をフォローして、赤ちゃんに伝える。
赤ちゃんはしっかりぼくの目を見て、話しを聞いている。
子どもを中心に置く形。子どものペースに合わせるということ。
大人の都合を押し付けて、物事が進みがちな今日、子どもを中心に据えた事の進め方というのは、それはもう本当にスローで、愛おしさあふれてくる時間でした。
未来世代からのメッセージという、すてきな冊子があります。
こうした冊子を読みながら、社会というフィールドにおける、子どもの位置づけというものを、じっくり考えていきたいですね。