ナマクラ会員の深津高子です。
「セヴァンの地球のなおし方」をたくさんの人に見て欲しくて書いています。先月、試写会でこの映画を観る機会がありましたが、今、地球上の全ての人に観て欲しいタイムリーな映画だと思いました。
特に共感できたのは、セヴァンが「地球は、ある意味で放っておいても、(自転し)自立して生きていくけれど、でも私は、こんなことを言うと自己中心的に聞こえるかも知れないけれど、自分の家族、自分の子どもの生命を守っていきたい。」と言ったこと。
2時間近い映画の中で、約20年前の映像:12才だったセヴァンが伝説のスピーチをする姿、が何回もでてきますが、そのセヴァンが2才の息子の母になった今も、同じことを訴えなければならない映像を観て、マスとしての人類が良くなるには生命の進化と同じように長い年月をかけて少しずつ変わっていくのだと個人的に心が整理されました。
それは、良心をもった政治家を育てるにも、倫理観ある科学者を育てるにも、そして愛ある大人に育てるにも、たっぷりな時間と愛ある家庭や教育が必要なんだと再確認できた「セヴァンの地球のなおし方」でした。
最後に、感想を送ったらセヴァンから返事がきたので紹介します。
「励ましのメールをありがとう。今、日本が直面している揺れ動く問題を乗り越えるために闘っている人々:あなたや友人たち、そして”闘士たち”に私の愛と力強い支援を贈ります。数週間前、私の町の町会議員より雨水中の放射能値が急激に増加したと報告がありました。危険なレベルではないとのことですが、これは少なくとも私たちとみなさんは海でつながりあっているという明確なサインです。日本の危機は、まさに私たちみんなの危機です。中略」
”Thank you for your email, and encouragement. I am sending my love and
strength to you, and our other friends and warriors in Japan, to get through
the tumultuous time that Japan is facing. A few weeks ago our local
councillors found there was a spike in radioactivity in our rainwater. It’s
not at dangerous levels, but a clear signal that we are so connected to you,
across the ocean. The crisis in Japan is all of our crisis. ”
■セヴァンの地球のなおし方 http://www.uplink.co.jp/severn/
深津高子