キャンドルナイトに寄せて〜引き算 減らして 空を広げる

ナマケモノ世話人の中村隆市です。

夏至のキャンドルナイトに寄せて、松下竜一さんの話とある提案をしたいと思います。まず、松下さんの話ですが、今日、以下のことをブログに書きました。

●チェルノブイリの子どもたちの作文集「わたしたちの涙で雪だるまが溶けた」
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-4365
この本の解説を松下竜一さんが書いている。東京電力の原発事故が起こったいま読み直してみると、出版当時も印象深かった次の文章が当時以上に響いてくる。

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チェルノブイリの事故は「原発をやめるべきだ」という天の声ともいうべき人類への警告であったのではないか。日本政府は「日本の原発技術は卓越している」と過信して、いまや世界でも突出してしまった原発推進政策を改めようとはしない。先の兵庫県南部地震によって、日本の技術神話など吹き飛ばされたというのに。

ベラルーシの少年少女たちが紙背に涙をにじませて綴った本書を、一番心して読むべきは私たち日本人でなければなるまい。

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★松下竜一さん逝去によせて(辻信一)
http://www.sloth.gr.jp/library/tsuji/040619matsusita.htm

●さて、提案ですが、
これは夏至のキャンドルナイトに向けての提案でもあるのですが、あまり時期を限定する必要もありません。

この提案を先日、身近な友人たちに投げかけてみました。

> 皆さんに提案があります。
>
> それは、ナマクラ哲学ともいえる「引き算」や「減らす」ことで
> 大事なものが広がっていく、という取り組みです。
>
> まず、手始めに夏至のキャンドルナイトに向けて(冬至にもやりたい)
> 「冷蔵庫を空っぽにする」ムーブメントです。
>
> これは、もちろん、原発から抜け出すめの「省エネ」にもなるし、
> 日本で食べ物を粗末にすることを減らしていき、南北問題を少しでも
> 減らしていくことにもつながると思います。

日本は世界一残飯を捨てる国
http://ameblo.jp/the-art-of-living/entry-10117392895.html

> 辻さん、皆さん、どうでしょう?

★中村さん、賛成です。引き算、ですね!シフトシフトというけど、ほんとうにこの発想があまりに少なすぎる。冷蔵庫、これ我が家にはかなり抵抗がありそうだけど、ほんとですね。
アンペアダウンもそうだけど、ここにナマクラのアイデンティティがあると思う。自販機ボイコット。テレビを消す。コンセントを抜く。アンニャが言うように、ナマケモノらしく、よく寝る・・・
電力会社が、15%節電とかいってるけど、自分たちでもっと大胆にやって、主導権をこちらにもってこなければいけないと思います。

★冷蔵庫空っぽキャンペーンおもしろいですね。期間限定がいいのかな?
先日、母がやってきて、ほぼ空っぽだった我が家の冷蔵庫が強制的にぎゅうぎゅうになってしまった矢先です。。。(苦笑)ナマクラ、SBSの森野くんは、冷蔵庫の電源切ってた気がします。
みなさん、その日に食べるものをその日に調達されているのか興味もあります。ナマケモノMLで反応伺ってみてもいいのでは、と思いました。

★引き算、減らす、手放す、そんなアクションに大賛成です。減らしてゆく葛藤、これまた、楽し。身軽さの自由。ポジティブにダウン(^O^☆♪

★カフェスローは、土曜日のカセギドキの日中を、「ま〜いいか」と急遽臨時休業にし、お客様にも今日はカフェスローではなく、お近くのデモに参加して、と呼び掛けています。スタッフはなんだかウキウキしてますね。僕だけデモに参加するのは後ろめたく思っていたので、これで心おきなく参加できます。

皆さん、このムーブメントを盛り上げ、中村隆市さん達の呼び掛けた「送電線の国有化」キャンペーンに繋げましょう。

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といった感じでなかなか好評です。

まず、夏至や冬至の年2回くらいから始めて、いずれは「毎月一度、冷蔵庫を空っぽにするムーブメント」になったらいいなと思います。

このアイデアは、電気の消費量を減らすという目的だけではなく、年に数回、冷蔵庫を空っぽにすることで、「聖なるたべもの」を粗末にしない習慣を身につけることでもあります。

世界でいちばん残飯を捨てている日本は、世界の食料援助量の2倍も捨てています。また、世界でいちばん食料を輸入している国も日本です。

この悪習を改善できれば、飢えに苦しむ人々により多くの食べものがまわりやすくなるだけでなく、食べ物をつくったり運んだりするための石油の使用も減り、電気使用量も減って、それらはCO2の削減にも原発の削減にもつながると思います。

もうひとつのアイデアは、待機電力をカットするために、リモコンを使わないムーブメントです。リモコンを使わないためには、電化製品まで歩いてスイッチを入れる必要がありますが、歩くことは健康につながります。

このような「引き算」「減らす」とりくみのアイデアがいろいろみんなから出てくるといいなと思います。

中村隆市

*(松下竜一さんの)暗闇の思想
http://www.sloth.gr.jp/library/nakamura/030616kurayami.html