海の日、戸塚の善了寺に、なまくるの向達さんとハチドリ教室(出前授業)に出かけてきました。参加してくれるのは、小学校2年生から6年生の24人の子どもたち。
まずは、ウォーミングアップもかねて、「みんなが朝にたべた「ごはん」が何でできているのか、知ってる〜?」と投げかけながら、ごはん→お米→稲→田んぼと、ごはんは炊飯器にあるものではなく、田んぼで育ってできたことを思い出してもらいます。そう、私たちは、地球の恵みによって、生かされているのです。
続けて、今、その地球で起きている「大事件」(温暖化、放射能、森が消えている)ことなどを子どもたちにあげてもらい、「どうしよう?」と立ち止まります。
「一人で解決するのは、なかなか難しいね。でも、そんなみんなに聞いてもらいたいお話があります。」と切り出し、そうじいさんに読んでいただいたのがハチドリ紙芝居。
燃える山火事に、我れ先にと逃げる動物たち。でも小さなクリキンディというハチドリだけは、小さなくちばしに水をたたえ、「私は私にできることをしているだけ」と森に向かうその姿に、私たちは何を学べるでしょう。そうだ!みんながハチドリになれば、森の火事も消せるかもしれない。そう、私たち一人ひとりがハチドリなのです。
きみは地球だ→わたしはハチドリ、というメッセージを伝えたあと、私たちの1日の中でムダを減らし、エコを増やそう!というコンセプトで、どんなアクションができるか、グループごとに即興劇をしてもらいました。
・朝、顔をあらい、ごはんを食べ、歯磨きをする
・ちょっと駅の向こうまで、買い物にでかける
・夜、ごはんを食べ、はみがきをし、ねる
などのシーンを班ごとに選んでもらい、ムダ子ちゃん、エコ男くんなど役割を自分たちで考えてもらって、行動の違いみんなで比較しよう、とう試み。
どうなることかと思いましたが、子どもたちはノリノリで、ムダ役、エコ役をわかりやすく演じてくれました。じゃーじゃー(水のだしっぱなし)、「いいじゃん、これくらい」(ムダ男のセリフ)、うわー、ギャラリーからも歓声が飛びます。
1グループ終わるごとに、どこがエコでどこがムダだったかをギャラリーの子どもたちと振り返りました。2時間のワークショップでしたが、みんなの心に「エコを増やし、ムダを減らそう!」「きみは地球だ、わたしはハチドリ」が少しでも心に残ったのならうれしいです。
機会をいただいた善了寺住職、ありがとうございました。