毎年、国産無農薬の大豆・麹を使って味噌作りをします。国産大豆は5%以下と言われていますから、有機農業の大豆は貴重です。
夜に大豆を水に漬けておき、翌朝、大豆を圧力鍋に移して火に掛けます。朝ごはんを食べている間に煮え上がっているので、ポテトマッシャーで潰して、麹と塩を混ぜて、甕に詰めて出来上がり。朝9時頃には完成します。出来上がりの味噌量は4キロ。材料は大豆1kg・麹1kg・塩400gです。1シーズンに2回作りますので、合計8キロになります。私の場合、これで1人の1年分です。
夏を越したらもう食べられます。自分で作ったのは本当に美味しい。それに、安心。
同じ材料で作っても、大豆のゆで加減や水分量が、作る人によって微妙に違ってくるので、それぞれ味も違ってきます。そして誰もが、自分の作った味噌が一番美味しい、と感じるから不思議です。
毎年、味噌作りのシーズンになると、私たちは、味噌作りの講習会を開きます。味噌の仕込みには、理にかなったやり方があるのです。初めて作ろうとする人は、講習会を覗いておくと、基本や、いろいろなコツがわかって失敗がありません。