簡単、虫がわかない!玄米備蓄に挑戦!
新米が出てきました。やっぱり新米は美味しいですね!ですが、古米だって、古々米だって、玄米備蓄をしておけば、1年、2年経っても美味しく食べられるのです。家庭でできる玄米備蓄の方法をご紹介します。食糧危機に備えて、今できることから始めましょう。
使い捨て時代を考える会では、「ポリタンクでの玄米備蓄」をおすすめしています。
*用意するのも:ポリタンク(10リットル)、玄米5㎏(有機栽培が望ましい)、ドライアイス10〜15g、ティッシュ・封筒
1.ポリタンクに玄米を入れる。
2.ティッシュに包み、古封筒に入れたドライアイスをポリタンクに入れ、軽くふたを乗せる。
※その時、ふたは最後まで閉めないこと!ドライアイスが気化して容積が増えるので、密封すると爆発します!
3.約半日後、ポリタンクのふたをきっちり締めて、米の品種・生産者名・保管開始日などを書いたラベルを貼り、保管する。
*場所は選びません。2年はOK!
保管は、直射日光の当たらない場所であればどこでも大丈夫です。
これまでの実績から、有機玄米であれば、2年間は品質を維持したまま保管できます。また、食べ方は玄米食をお勧めします(精米すると乾燥で割れる場合があります)。
お米によって、微妙に水分含量が異なるため、まれに変色することがありますが、食べるには問題ありません。
*長期保管の仕組み
10gのドライアイスが気化すると、約6リットルの炭酸ガスになります。炭酸ガスは空気より重いため、ポリタンクの底に沈んでいき、もとあった空気と入れ替わり、空気を外へ追い出します。
炭酸ガスの中では虫の卵も生きられませんし、米の呼吸も止まるため、劣化も抑えられるのです。
*毎年増やしていこう!
備蓄米は、いつ食べ始めてもよいのですが、新米を食べるのは、備蓄米を食べ終わってからにしましょう。
備蓄する量は、多いに越したことはありませんが、家族が消費する半年分を目標に、年々増やしていきましょう。