いずれ来る!?食糧自給率0%—食糧危機に備えて今何を

使い捨て時代を考える会創立35周年記念シンポジウム
======================================================================

 い ず れ 来 る ! ? 食 糧 自 給 率 0 %

 食 糧 危 機 に 備 え て 今 何 を

 ★ 100%をめざしませんか!私たちの食卓が未来を変える ★

======================================================================
 ■日時:2008年12月13日(土)10:00開場 11:00開演(16:30閉会)
 ■会場:京都会館 会議場・会議室 (京都市左京区岡崎最勝寺町13番地)
 http://www.kyoto-ongeibun.jp/kyotokaikan/
 ■主催:使い捨て時代を考える会・安全農産供給センター
 TEL/FAX:075-361-0222
======================================================================
●講師 ※プロフィールは下にあります。
◇森美智代さん(鍼灸師)演題「少食は慈悲の思想(甲田先生に学んで)」
 「食べること、やめました—1日青汁1杯だけで元気に13年」著者
 
◇佐藤忠吉さん(木次乳業相談役)演題「自立・独立のムラおこし」
 日本初のパスチャライズ牛乳を生んだ木次乳業の創始者
 自然に謙虚に、自主独立農民という生き方を貫く

◇佐藤喜作さん(日本有機農業研究会理事長)演題「自給・協同のムラおこし」
 日本農業のあり方を見つめ、地域自給・資源自給に取り組む
 著書に「自給自立の食と農」「農業を守る意味」
======================================================================

最近世間を賑わせている、食品会社による一連の不祥事と、先進国の中で唯一、
自分の国だけで食べ物を賄わない食料自給率40%を誇る、われらが日本…。
口に入れるに値する、食べ物そのものが手に入るかどうか分からないという現
実、あなたはどれだけ意識してますか?
こんな時こそ、みんなで知恵と力を寄せ合って困難を突破することが求められ
るのです。このイベントでは、自分の食べ物を自分で賄うべく各方面で頑張っ
ている人たちに、そのヒントを語っていただきます。

■展示スペースにて・・・
現在取り組んでいる地域力再生事業「プロジェクトNANTAN」(手作り工
房兼交流施設建設予定)に関する展示。縁故米運動で推進中の備蓄米(古米玄
米)おむすび試食。ミニ・ナチュラルフードフェスタ(見本市)開催など。

■参加費:前売1800円(弁当付き)・当日2000円(弁当なし)
 ※弁当の当日販売500円(数量限定。売切れ次第終了。)

■保育あります。要予約。300円。
 ※前売・託児の申込み〆切は、11月28日(金)まで。

■問合せ・申込み:使い捨て時代を考える会 
 Tel/Fax:075-361-0222 メール:info@tukaisutejidai.com 

■協賛:全国健康むら21ネット・日本有機農業研究会・木次乳業有限会社
大阪府有機農業研究会・関西よつば連絡会・有限会社影山製油所
血液循環療法協会・健康寺子屋・シンプルライフデザイン研究所
全国愛農会・高槻健康むら21・NPO法人生ごみぐるぐる堆肥化
枚方・交野健康むら21・枚方・食品公害と健康を考える会
株式会社ビオ・マーケット・株式会社ヘルプ・べじべじ倶楽部(エフワークス)

■プログラム・講師
【基調講演】11:00〜12:00
●森 美智代さん 
1962年、東京都生まれ。短大卒業後、養護教諭として小学校勤務をしていた
1984年に難病の脊髄小脳変性症を罹患。以来、西式・甲田療法に専念し、難病
をみごと克服。その後、鍼灸師の資格を取得し、大阪府八尾市で鍼灸院を開業。
現在、森鍼灸院院長。本格的な断食・生菜食療法を実施してからすでに24年、
1日青汁1杯のみの生活になってからは丸13年を超えている。鍼灸治療のほか、
講演などでも活躍中。

【パネルディスカッション】13:00〜16:30
●パネリスト・佐藤 喜作さん 
1927年、秋田県生まれ。宇都宮農業専門学校(現宇 都宮大学)卒業、獣医師
となる。1953年から1年半、 農業実習生としてデンマークへ。帰国後、仁賀
保町役場吏員を経て農業自営。1963年、仁賀保町農協参事、1973年から同農
協組合長理事などを務める。現在、日本有機農業研究会会員。秋田しんせい
農協理事、秋田いのちと農を考える会会長、(社)農協協会副会長などを務
める。著書に『村と農を考える』など多数。

●パネリスト・佐藤 忠吉さん 
1920年、島根県生まれ。小学校卒業後、家業である農業に従事し、1955年から
仲間と牛乳処理販売を始める。1969年に木次乳業(有)社長となる。
現在は相談役。1960年から有機農業に取り組み、日本で最初にパスチャライズ
牛乳の生産と販売を手がけた。現在は、仲間をつのって、葡萄園やワイナリー、
パン屋、豆腐屋など、その土地で取れたものを加工して販売するゆるやかな共
同体、「食の杜」を立ち上げている。

●コーディネーター・槌田劭(使い捨て時代を考える会相談役)
●会の取り組みの報告・津田君江(使い捨て時代を考える会代表理事)

■「暮らしの変革の内から、安全な食べものを」・・・会の取り組み紹介・・・
私たちは会発足以来35年、生産者会員と消費者会員が農の安定と食の安全を
目指して、家族的な信頼と協力を積み重ねてきました。発足から2年後には、
会員が出資して㈱安全農産供給センターを設立、有機農産物、国産・無添加食
品などの共同購入事業を行ってきました。私たちは、農産物を「考える素材」
として捉え、生産者と消費者がお互いの立場の違いを超えて共に「安全な食べ
もの=いのち」を大切にする輪を拡げてきました。
その実践の上に06年、作り続けることと食べ続けることをお互いの喜びとす
る人々が「縁故米運動」を始めました。米1kgあたり20円を生産者は出荷量、
消費者は注文量に応じて拠出し「生産の維持と後継者育成の支援」などに運用
するものです。
また現在、縁故米運動の一環としての地域力再生事業と位置づけ、手作り工房
(加工場)を中心とした都市農村交流施設を、京都府南丹市園部町に建設予定
です。この「プロジェクトNANTAN」は、不耕作地が増え高齢化が深刻な
農村を元気に、また新規就農希望者への窓口も拡げていきたい主旨で地元生産
者と共に進めています。
私たちを取り巻く食糧事情が量と質の両面で厳しい状態になっている今、自分
たちの「食・農・暮らし」は自らの手で守っていくことが必要なのではないで
しょうか。そしてそれは未来世代への責任であると考えます。ぜひ皆さん、共
に今できることから始めませんか!