月下美人の花ははかない命ですか? NPO活動は?

1昨夜、我が家の月下美人の花は暗くなるとだんだんと開いて来て、開花する時に耳を澄ますと、花びらがこすり合う音が微かに聞こえたように思いました。花がとても大きく純白色で、名前通りに美人の花です。この約5時間、華やかな花の開くエンターテイメントを楽しみ、その甘い香りに包まれて心地よい気分に浸ることができました。夜の間、華やかな姿と香りで辺りを魅了していたのに、今朝早くにはもうしぼんだ姿に変わっていました。かすかな残り香が、昨夜を思い出させますが、この花の盛りは、ほんとに短いものです。

花の短い盛衰を見ていて、ベンチャーやNPOに思いが移りました。企業活動では、100年以上も事業を継続しているところも多くありますが、大企業といえども情報革命の進行する今、競争の激しい市場から退出を迫られる企業も多い状況です。特にベンチャーの多くは、環境変化に即応したスピーディな事業展開ができなければ、ドッグイヤーやマウスイヤーなどと比喩される6年以下で消えています。

この花は一晩だけの命と言われますが、環境に対応させ適度な肥料が与えられれば(と言っても、サボテン科で温暖な気候と湿気があれば、それほど手間は掛かりません)、年に2度3度と新しい花を咲かせます。また、新しい花芽を付け次の年に繋いで行きます。

当協会は、NPO活動の立上げや相談だけでなく、地域に対応した新しい事業の目を育てて行く先の長い良い香りを残した活動をお手伝いしたいと努めています。特に、活動資金の調達機会とその手法を探っています。皆様のご意見をどしどしお寄せください。

(MH)