10月6日(金)、多摩市のパルテノン多摩で「千の風になって−魂の歌会」と題したコンサートが開かれました。この歌会を企画したのは、多摩市に住む新井芳昭さん、妻の故美沙子さんに捧げるコンサートで、テノール歌手の新垣勉さんとヤンキー先生の義家弘介さんが出演されました。彼女は直腸ガンで昨年11月亡くなりましたが、自分の住んでいる街がどうしたらよくなるかを考え、地域に根ざした活動をし、多摩NPOセンター運営協議会(現協会の前身)の設立発起人の1人で、理事を2期勤められました。活動を先駆的に展開し支援もされた方です。
この歌会のプログラムの中に夫妻で訳した「千の風になって」が歌われます。その1部を紹介します。
わたしの墓の前で泣かないで下さい
わたしはそこにはいません
ねむってなんかいません
わたしは千の風になって あなたの回りを巡っています
(訳詩:新井美沙子・芳昭 原詩はアメリカン・ネイティブの伝承などの説あり)
なお、新井芳昭さんは、故美沙子さんの意志を生かすため「MISAKO FUND」を立ち上げ、収益金は男女共同参画、介護・福祉活動、子育て支援、障害者支援、環境支援、NPO活動などあらゆる市民活動と地域活動に役立てていくそうです。
(MH)