東京都杉並区の「NPO支援基金」を知る研修会報告

11月29日(水)13時30分〜16時
杉並区役所地域課協働推進担当 小田部恵美子氏を招き
杉並区が運営している「NPO支援基金制度」について話を伺いました。
制度の詳細は、杉並区ホームページを見てもらったほうが正確です

特徴として①助成したいNPOを希望できる②税制上の優遇③区民参加の第三者機関による助成審査があげられました。

しかし、市民活動団体当事者の私としては注目すべきは助成対象経費でした。
企業、財団の助成金の多く、住民税1%寄付や、多くの自治体で実施されている市民提案型企画補助金などは事業費のみが対象となり、その事業費でも対象経費の縛りが厳しいのが現状です。
事業が補助の対象となってもNPOの人的、経済的負担は厳しいものがあります。

杉並のNPO支援基金は、「食糧費以外はほぼOKです」とさらり言われる。対象事業の決算報告をみて、「自由でいいなあ」 と感心!! もちろん]無駄な出費はありませんぞ。 どれも活動を進めるのにNPOとして必要なものばかり。

区内NPOと行政がお互い補完しながら連携行動し、市民自ら寄付を通じてよりよい社会作りに参加する寄付文化の推進活動! NPOの主体性を尊重した柔軟な対象経費!!
このような杉並区の先例に
他の自治体ほかの問い合わせや見学も多いとのこと。
日本のNPO活動環境も少しずつよくなっていくような気がした研修会でした。

参考:
杉並区ホームページ「NPO支援基金について」
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/guide.asp?n1=60&n2=550&n3=100

NPO法人Social Design Fund (SDF)はCapacity Building(キャパシティビルディング)という言葉で組織基盤の強化の推進しています。
http://voluntary.jp/weblog/myblog/186/1902713#1902713
または左側下段のブックマークブログ Social Design Fund (SDF)