なんの変哲もない街角の、ごく普通のマンションの一階に「はごろも福祉作業室」がこじんまりとあります。
それもそのはず、はごろも福祉作業室は、室長の加代子さんが自分の自宅を開放して作業室としているんです。
はごろも福祉作業室は、知的障害を持つ人たちの職場のような場所です。
みなさん、それぞれの能力に応じた役割・仕事を与えられて、作業を行います。
作業内容は多岐に渡ります。
・アルミ缶・スチール缶リサイクル
・古紙リサイクル
・自主制作品制作
などなど。
はごろもでは一般企業への就職を目指した職業訓練以外に、日常生活能力を磨くべく、お化粧教室、日常生活に必要な読み書き能力・買い物に必要な計算能力、健康作り、料理教室など、さまざまなことをしています。
はごろもの人たちはいつも明るく元気です(^^)
はごろもボランティアの特徴はとにかくみなさんとの交流です。
行くと大歓迎を受けます。
あっちこっちから次々と「金子さん」「金子さん」と声がかかります(^^)
みんなの手伝いをして、感謝されて、「ちょっといいことできたかな」という気分になれて。
行く時間とかも予め電話すればいいだけなので、自分の都合に合わせてボランティアできます。
この日、僕はみんなで集めたスチール缶をリサイクル工場へ運搬する車の運転手をしました。
僕とはごろもは、1年生の(2002年)10月に宜野湾図書館に来ていたみなさんと出会ったことが付き合いの始まりでした。
11月に、はごろもを訪ね、12月から2005年の3月までほぼ毎月一度、「からだと元気」という手作り健康講座を担当していました。
4年生以降ははごろもの開室時間がすべて授業で埋まってしまったため、夏休み・冬休みなど不定期に健康講座を続けていました。
結局足かけ6年のお付き合いとなりました。
お別れにいただきました。
はごろもの自主制作品の一つです。
(後ろに値札まで付いてました(^_^;))
僕の勲章です。
我ながら、みなさんとはいいお付き合いができたと思っています。
僕が来ることをよろこんで迎えてくれてうれしかったし、みなさんのお役に立てたと思っているし、知的障碍者の社会参加の難しさ、社会的状況のことなど、いろいろ勉強となりました。
これらの経験は今後、僕が医師となって患者さんを見るとき、患者さんの病気だけでなく、その社会的背景まで目を配る上できっと生涯にわたって生きると思います。
はごろものみなさん、ありがとうございました。
猫五郎
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moginchu感想:初めて来ましたが、なんの緊張感もなくて素直に楽しめました。古新聞、雑誌、空き缶はここへ寄付しましょう。
kanekadan感想→初めてはごろもに見学に行きました!!初対面にもかかわらず、みなさん温かく迎えてくれました(%ニコ男%)彼らといると何か元気をもらうと言うか何というか…とにかくいい体験になりました!!
Ym→金さんのお話やHPを見て、ずっと行きたいと思っていました。
そしてようやく春休みを利用して伺うことができました。
すぐに名前も覚えてくれ、とても嬉しかったです★
一緒にお話したり、作業したり、充実した一日でした。
実践的に手話を学べたことも私にとってとても嬉しい出来事でした。