■子ども安全連絡網の本格稼働に向けて(1)■

生駒小学校における子ども安全連絡網」実証実験を平成17年11月16日に開始後、放送局や新聞などに数多く取り上げられ、多くの方々からお問い合わせやご要望をいただきました。実証実験の期間もあと僅かとなり、フォローアップ調査を実施しました。また、平成18年1月25日には、本サービスとして「フェアキャスト子ども安全連絡網」が正式に報道発表されました。

「子ども安全連絡網」実証実験のフォローアップ
(グループインタビューの実施 2006.1.17)
生駒小学校における子ども安全連絡網の実証実験を開始して約2.5ヶ月経過しました。この間、学校からの緊急連絡や、育友会の連絡などに活用され、運用面でも軌道に乗ってきたため、実証実験を実際に体験した経過を踏まえて、新旧地区委員グループと本部役員グループの2グループに対して個別に意見を伺いました。この結果、本格稼働に向けての貴重なご意見を伺うことができました。

全般
・子ども安全連絡網の一斉に、5パターンで、すぐに連絡ができるという基本的特徴にたいして、全員が満足され、是非導入したいという意向が強かった。
・価格に対しては、家庭の事情や個人の考え方などで差があり、収斂しないように思われた。全員参加や、提供サービスの内容、運営方法等を考慮して設定する必要がある。

メリット
・正確で早い、他メディアなので実家や家族が同時に受け取れるので安心。
・今までの地区連絡網の大変さが救われる。(経験したものでないとわからない)
・多メディア・5パターンの受信が可能なので、児童のさまざまな家庭の受信状況に対応できる。

デメリット
・子ども毎に、同じ情報が来るのでうるさい。(途中で切ってしまう)
・重要な情報と事務的情報が混在し、わかりにくい。わけるべきだ。
その他
・価格は、子ども単位なのか、家庭単位なのかどちらなのか。親にとっては重要である。
・現在の地区連絡網が全くなくなってしまうことには不安である。(親同士の連絡に不便等)
・つながらなかったという声があったが、自分で解決する積極性が必要である。(メディア側の問題なのかスステム側の問題なのかを見きわめ、対処する必要がある)
・保護者の家庭状況、考え方は多様であり、受信される状況も多様である。