7月7日土曜日、記念すべき七夕の日。
天気は曇りだが少し蒸し暑い。
そんな中、
水上バスで森下真樹さんのパフォーマンスが行われた。
パフォーマンスは15時10分浅草発日の出桟橋着と、
16時30分日の出桟橋発浅草着の2本で行われた。
今回私は学生スタッフとして2年目の協力をさせていただいた。
その中で感じたことをいくつかご報告したく思う。
昨年と同じく今回もまずは乗船するお客様へのチラシの配布から仕事が始まる。
配る際に、関心を持ってくださるお客様が多く、
これから始まるパフォーマンスへのワクワクする気持ちが高まっていく。
そして乗船。
船が本格的に動き始めるのを待ち、一階席よりお客様への告知が始まる。
その当日にパフォーマンスがあることを知ったお客様は
興味深々の様子。
一階席での告知が終了すると、客席で一乗船客と化していた森下さんが
突如、お菓子をくわえながら他の乗船客の隙間から出てくる。
通路を走ってみたり、乗船客の方へ乗り出してみたり、まるで興奮する気持ちを
おさえられないかわいい女の子のように見える。
しばしそうしてから、2階席へ。
そこで今回の特別な試みである石渡真理さんによるペインティングが始まる。
1本目のテーマはどうやら七夕のようだ。
笹のような緑で彼女の真っ白な衣装が染められていく。
波のように流れる動きが織姫さまに見えた気がした。
2本目のテーマは人によって隅田川を走る船だけに花火を連想した人、
浴衣、揺れる短冊を思い浮かべた人とさまざまだった。
ある程度ペインティングが終わると、そろそろと通路を踊りつつ動き出す。
やがて後部デッキまでたどり着くと再びペイントが加わりパフォーマンスが続けられる。
乗船客が集まり観察している。
そうすると突然何か折り紙らしきものを配っている。
なんだろうと思ったら、短冊なのである。
そして書きたいといった人に次々にペンとともに渡していく。
自ら書きたいとおっしゃって下さる乗船客の多さにビックリした。
願い事には、愛が続きますように、とか、卒業したい、
といった学生としてちょっと理解できるものなどさまざまだったが、
それぞれが思い思いに、突然乗り込んできたダンサーの織姫さまに願い事を託していた。
書き終えた短冊を回収すると、「皆さんの願いが叶いますように」と姫のように礼儀正しく挨拶をし走り出し、
しかし止まってから最後に「ジャーンプッ!!」と言い残し再び走り出す。
おちゃめな少女のような印象を残し、天の川のようなきれいな輝きを放っているように見えた。
ちなみに、今回は1本目が351人、2本目が118人の
計469人の方にご乗船頂いた。
文/写真:吉田ちひろ
わかものNPO−Voice of YSUKUBA副代表/AAF実行委員
http://vot.seesaa.net/