日本庭園が気になってます

2008、本年もよろしくおねがいします

ここ2、3年。伝統工芸品として今もいき続けている作品群の中から
その内に秘められた意図・工夫・気風・熱意などを汲み取ってみよう
という流れになっています。もちろん楽しみながらという事です♪
さらに自分たち-Redog-の新たな作品(たとえば、
CD制作,ボランティア色のあるライブ、Second Life内のコンテンツ作り
の中に、うまい具合に取り入れていけたらというがテーマとしてあるようです。
-とても壮大なテーマで大げさなようですが、伝統の力、考え方を借りて、
自身のものづくりの姿勢を三人称化し、簡素化し、結集化して
そのあとで外に出す、そんな風にしたい。

もののカタチのオモシロサ”で、平佐白磁。耳付仏花器(h-25.7 r-13.3)
花活けたら、飛んでいっちゃった!そんなかんじです。発想がユニーク!
(朝鮮陶磁器の素朴な精神を受け継いでいるのかも)
-日本民藝館所蔵-

草文陽刻焼締壺−立杭焼・市野勝助
兵庫丹波、四斗谷川ほとけ橋の欄干にいます。

装飾に☆かわいげ☆があっていいです。
豊か、豊か、豊か、そう、そう、そうッ!
(一見、作為に満ち満ちているように見えますが、
そばにたたずむと本人のこころに全くてらいのないのが
伝わってきます〜あくまでも勝手な推測ですが???)

日本庭園が気になります
京都を中心にいくつか見てまわろうとおもっています。
大徳寺。浄瑠璃寺。真正極楽寺。蓮華寺などが好みかも。
その後の感想もおつたえしますね。

<わが城に奥深い自然の風景を自身の好みで以って閉じ込める>
一種の個人のプレゼンテーションなんですね!
その意図を感じ取れればとおもいます。左図 大仙院庭園→

いま作成途中のSecond Life内のRedogの庭<Soundgarden>に
これらのアイデアが活かせればいいのですが。
(開放まで、あと一月ぐらいあとになりそうです)

さらに養源院の象i 濃密!

樹 精 進 橦、挙 静 慮 颿、−三教指帰より抜粋>

この迫力こそが日本人のものづくりの原点なんでしょう!
純真な精神をいしずえに、カンナが乱れ咲くような
芳醇な気概がパンパンに詰まっています!
400年余り生き残ってきた伝統の力は、過激に、怖いくらい尖っています。
 
よく日本の美は、淡白とかあっさりしているとかいいますが、
決してそうではないんですね!もっと岩のようにゴヅゴツしていて
濃密なものが本質にあるとおもいます。

”白象図” 俵屋宗達作

この異様な存在感を産み出す作者の集中力。凄いです!