今回のレドッグ・オーケストラは7名。
ピアノと金管group(4)・木管group(2)。
-piano、trumpet、trombone、horn、euphonium、flute、alt sax-
ピアノが線画のようにラインをつづって金管が色彩=絵の具です。
そして木管がハイライトを足す。こんなイメージです。
あくまでも自分たちですすめていく自主性を重視。おとなは
遠くから見守って、聞かれたらアドバイスをする。
これが基本です!
実際に全員でリハをしたのは、本番前日の4時間。
わずかな時間でした。
その中でベストの時間の使い方に関して話し合って決めました。
あたまで、いまい氏から曲の説明(30分)。(前項参照)
曲はじめから、どういうイメージで作曲したか。最低限の作者の要望。
着目点;
<アンサンブルのリハーサルのポイント>
①…4声でブロックで動く際に、音量を均等にしてほしい。
②…柔らかくブロウするところと、ソリッドにしっかり音を吹くところを
メリハリをつけて演奏して欲しい。(テクスチュアをだす)
③縦線をあわせることは、そんなに必要ではない。縦線をあわせるより、
それぞれのフレーズの横の動きがはっきりとでるように演奏して、
どのように受け継がれていくかも気にしてほしい。
パリ管弦楽団のように奏者の個性をアピールして欲しい!
④メロディをつないでいく際の語尾について、
はねて終わることでニュアンスをつける(Slur−staccato)
説明の後、3時間、演奏者だけでさらう。
主に
総譜−スコア−を参考にだれがどの音を吹くかを作者の指示表を参考に
振り分けていく作業。全員で吹いて、聴いて、皆で話し合って
ベストのサウンドを探す。こんなすすめ方です。
途中10分のブレイク。
ボイシングについての手直し。(たとえばホルンとユーフォニームをスウィッチ
華やかさが欲しいときは、フルートとアルトサックスは、オクターブ上げてなど)
吹奏楽部でまとめ役をしていたTp-道脇さんとAlt-谷口さんがリードして
すすめていく。相愛高校の音楽科のTb-橋本さんとp-八幡さんが
オーケストレーションの知識を加味する。他は、自分のパートを譜面にする。
こんなカンジでサウンドがまとまったようでした。
最後の30分でいまい氏が再び入って仕上がりを聴き、録音。PlayBack!
2,3の手直しも基本的には彼らのオリジナルのおとの方がベターという事で
落ちついた。
ソース味としょうゆ味の2種類のたこ焼きをたいらげてお開き!
以上のようにして仕上げていきました。
ポイントは、
自分たちだけでいろいろ工夫をし試してみて、ベストを選択する事で
自分たちの演奏のステップアップを図っていくということです。
経験のある大人が、知恵袋役となって、本番に向かってモティベーションを
あげていきます。
日頃は、教えられて学習するのが主になってるとしたら
単に音楽のWorkShopとして捉えても、とってもクリエイティブな作業として
映るかもしれませんね。
アイデアを率直に受け止めて、自分たちのしていることを冷静に判断していく
という姿勢がよかった!!