2005.04.25から5年_part3

Redog Cafe_音楽によるボランティア活動:続々編_”SOUNDGARDEN”

1年が経過したあたりからPTSDという言葉がひんぱんに目にとまるようになりました。
PTSDとは、何か脅威的なあるいは破局的な出来事を経験した後、
長く続く心身の病的反応で、その出来事の再体験(そのことをありありと
思い出すフラッシュバックや苦痛を伴う悪夢)が特徴的だそうです。

当時の市民事務局かわにしのブログによるとアロマセラピーや、トラウマ回復プログラムなどの
取り組みなどが、そのころなされていたんですね。
いろんな業種の人たちが、いろんなカタチで支援しているのが興味深いですね。

 

2007.4.25________Redog第2弾CD 「SOUNDGARDEN」発売

‘an emotionally stabilizing present2’という副題のあるとおり
心の内面の情緒安定を目指したもの

繊細な感受性を取り戻すべく
聴覚を、音やうなりによって揺り動かし、自然なかたちで刺激を与える_
音環境整備
を目的に作曲されました。

内庭を音が巡って通り抜けていくイメージです。
(同名のロックグループがあるのですが、それとは関係ありません)

{ featuring Hisae Nagamori…..4’15
ピアニスト永森 久恵さんの表現するピアノを
じっくりと聴いて欲しいとおもいます。}

もちろんこのCDも”THE JOURNEY OF OUR LIVES”
と同様に無償で制作され、Redog基金の一アイテムとなりました。

SOUNDGARDEN_Score→

参考までに、サウンドガーデンのピアノ譜の一部をあげました。(%音符1%)

今回のSOUNDGARDENは、ビジュアルとサウンドがとても深い
つながりがあって、一体として捉えています。

ひとつアイデアが浮かんで試してみることにしました。
色彩の変化・移ろいというのをメインテーマに、
音とコードを絵画に置き換え、五線紙の上に実際に絵の具で
色を置いてみました。

日向はあかるいブルーや黄色で。メージャー7thのコードの上に。
日陰はアンツーカーや薄いグレーで、マイナー7th(セブンス)に
重なるようにって具合です。

そうするとこのような仕上がりになりました→

この絵をみながら、この後で触れるRedog Orchestra
オーケストレーションを完成したのですが、
この方法は、音の方向性を視覚で感じられるので、音単体だけよりは分かり易く
イメージすることができて、するするアレンジがはかどりました。
(あかるい色には倍音の強いフルート、アルトサックスをさらにオクターブ上げて_
レスピーギのように_中間色にはホルン、ユーフォニュームなどを、音色を
金属的に吹いてもらう、そんなかんじで楽器を割り振った)

とてもたのしい時間を過ごすことができてよい体験ができました。