淡路島アートフェスティバルの目的は?

いたずらに価値観を植え付けようと始めたわけではありません。島民みんなで、淡路島を訪れるみんなと楽しいことを発見し共有したい。素晴らしい自然と文化のある島だからこそ、そのすばらしさを伝え、もっともっとその魅力を伝えていきたいと思っている。でもアートはその手段では無く、媒介だけの存在ではいけないとも思う。アートそのものが育って行くことと、淡路島の自然と文化が残って行くことが同意義になるようにしたい。淡路島アートセンターは淡路島アートフェスティバルを開催する根拠でもある。アーティストそれぞれの視点から、淡路島アートセンターのコーディネートから新しい価値観を見せて行けたら素晴らしいと考えています。見る人、参加する人、これから繋がっていく人の感性が溶け出し、融合し、広がって行けるように、淡路島アートフェスティバル2007の願いです。 画像は淡路島アートフェスティバル2006 いちご美術館プロジェクト 船出より(いちご美術館は洲本公設市場で、空き店舗を美術館に見立て、市場の空間での人々との交流や市場のこととものの交流を目指したユニークなパフォーマンス集団。最後のイベントは市場の各店舗の包装紙で作った船を、未来に夢を託し出航させた。)