フィッシングダイアリー予行演習?

お久しぶりです。
どれだけさぼってるねん!ですが、淡路島アートフェスティバル2007今年は早い幕開けとなりまして、いささかバタバタしておりました。
すみません。

さて、去ること15日未明フィッシングダイアリー予行演習と題しまして烏賊マニアの大西氏を迎えフィッシングダイアリー3名を含む9名で行ってきましたよ、「高知」に!
なんで〜淡路じゃないの〜。の問いかけに「イカがそこにいるから…」って。

そりゃそうだけど、といいながらも道中4時間。
その間、マニア大西氏は時間を気にしながらも炸裂トークを一時も止めずに夜明け前に無事到着。
イカは、夜明けとともに釣れるらしい…。
恐らくかなりな情報を、それもマニアが聞くと面白くてしかたないトークのはずでしょうが、私の方は「文字おこし」の作業が気がかりでつい無言で頷くばかり。
そう、このプロジェクト会話が全て「本」になるのです。
え〜っ。
でもですね、先日、地元の新聞記者さんがフィッシングダイアリーについて問い合わせにいらっしゃって、このプロジェクトの説明をさせてもらったんです。
木曽川で行った
アサヒ・エコアート・シリーズ2006「事物人物人工物、自然物 in KISO-GAWA」でできた本をもって。
http://www.asahibeer.co.jp/csr/philanthropy/art-cul/ecoart/project/

そしたら、記者さん冒頭の一文から感激しちゃって!
「ぼく、小説大好きなんですけどね、特に会話とか、人物描写の…。
でもね、この描写ほんとか?って疑問を感じることが多々あるんですよ。その人の言葉じゃないような。間合いも絶対違うって。

でも、これ!これです!僕が読みたい言葉!
釣り好きとか、アート通とかじゃないけど、この間合い、ことば。
記者として表したい、なにかモヤっとしてたものが晴れるような感覚です!」

そうおっしゃってました。

そうかあ。

わたしって携わっていながらなんか上っ面しか理解できてなかったと反省しつつもすんごい意気込みになりました。

よし!やるぞ〜!

このプロジェクトは、

自然豊かな淡路島の演出として、伊藤存、大西伸明、中瀬由央のフィッシングダイアリーの3人が淡路島を舞台に、出身者の「特定の獲物を追うエキスパートの釣り人」と1日、共に釣りをし、その間、移動中や食事中も含めて、ボイスレコーダーによる長時間録音を行います。

 その過程で行われた全ての会話、独り言等をそのまま文字化、本にすることで、特定の獲物を追いつつも、そのエキスパートが見ている様々なモノ・コト感性や哲学・人生観を浮き彫りになっていくことに期待しています。

 これを1年に1度(1冊刊行)、10年後に10冊の本があるとしたとき、釣りを通じて伝えられる、様々な「淡路島に生まれ、住み、共にあることを綴った記録」になると考えています。
(フィッシングダイアリー著)
というコンセプトで繰り広げます。

15日の結果は、さっすがマニア大西(とその友人)!
マニアの鋭い手さばきにまず1杯、その後大物2キロ級がもう1杯。

まあよかったよかった。
でも。
17時間57秒 しゃべりどおし!