最終日 フィシングダイアリー 「イカと釣り人」の製本作業1

淡路島アートフェスティバル2007は9月9日をもって閉幕しました。来てくださった皆様。有り難うございました。いよいよ、来年に向けて始動です。終わりと同時に始まりです。二ヶ月に渡るフェスティバルは25のプログラム、19組のアーティストの参加によって行われました。
で、携わってくださった皆様、本当にお疲れ様でした。
展示、イベント、ワークショップ、印刷物、ウェブプログラムと淡路島のあちこちで点在し制作がそれぞれの場所で行われました。まさしく淡路島を使ったフィールドワークです。
そんな中でも会期は終了しましたが、進行形のプロジェクトを紹介します。
三人組のアーティストユニット フィシングダイアリーの「イカと釣り人」は4月22日に「フィッシングダイアリー予行演習?」と題して掲載したプロジェクトです。いよいよ少しずつ文字起こし作業の進む中、製本作業も進んでいます。まずは予行演習で行った高知編の二時間分、二冊目が完成しました。
日の出亭最終日の9月9日、フィシングダイアリー、来客者やスタッフ総出で、日の出亭の2階で製本作業を行いました。本を入れる封筒には、当日フィシングダイアリーが釣り上げたイカを使って、回覧板の様に配布される10冊分に直接イカ拓が施された。一冊一冊には10人回覧したらアートセンターに戻ってくるように連絡先を記載し、回収するようにしている。さて何冊戻って来るか楽しみであります。
ページをめくるとそこは文字だけの世界、録音された全ての会話、周辺の音が文字に起こされています。 行間や配列、間取りがフィシングダイアリーの感性と考察、表現として発揮されます。
釣り場へ行く道中の釣り人と介した釣り談義と会話、釣りをしている間の独り言と沈黙、釣りを終えたの空気感が読む人のそれぞれの心にどう映るのか。その辺が楽しみです。これから第3弾、第4弾・・・と続きます
今のところ人の手から人の手へしか渡って行きませんが、読みたいと思う人は連絡いただければ、その辺の反応を考えて対応も検討していく予定です。まさに、試行錯誤しながら進んでいくプロジェクトであります。 今後の展開にこうご期待。

一枚目は第一弾の製本。