【徒然】小学生と携帯電話

このブログにジャンルを設定しました。
是非読んでいただきたい「お知らせ」「イベント」、社会貢献事業部の進捗状況をお伝えする「活動報告」、島田動物園の素敵な動物達が出てくる「ZOOKISS便り」、そして「川野、島田、渡辺の徒然」を作りました。
「徒然」とは一見、直接的な活動には関係ないような日々感じたこと、日常の出来事などを綴っていきます。徒然の中に、私達が社会貢献事業部として活動する原動力を感じていただければ幸いです。

ということで、渡辺の徒然(日々感じたこと)です。

最近かなり目に付くようになった「キッズ携帯」のCM。
小学生と携帯電話、皆さんはどのように思われますか?

CMを見ると確かにお母さんにとっては『安心』ではありますが・・・・

私は、イギリスで1年間だけ子連れ生活をした経験があります。上の子が現地の小学校に通いました。
ご存知の方も多いと思いますが、イギリスでは小学校は親が学校まで送り迎えをします。
言葉で書くのは簡単ですが、実行するのは大変です。

車で送迎する親も多いですが、あちらは車の中にこどもを残しておくこともできませんから、双子をチャイルドシートから降ろして、ベビーカーに乗せて、小学生のこどもを引き取って、今度は3人をチャイルドシートに乗せて、ベビーカーをしまってというようなことを、毎日送りも迎えもやるのです。フルタイムで仕事をしている方は、送迎してくれる人を雇います。
生後2〜3週間というような新生児を連れてきたりする親もいます。
自動車を使わない家は、雨でもどんなに寒くても、ベビーカーを押して送り迎えをするのです。
(6歳未満のこどもだけで留守番させることも禁止されています)

親がそういう苦労を背負うことで、自分のこどもの安全を確実に守っています

だから日本でも親が送迎をするべきだと、短絡な意見を言うつもりはありませんが、お母さんが家で友達をお茶を飲みながら「GPSでこどもの居場所がわかるから安全」というのでいいのかなぁ?とちょっと疑問に思います。

特にCMに出ているような小学校低学年のうちから携帯電話なんか持って、本当に大丈夫なのかしら?
携帯電話は便利ですが、危険もいっぱいです。
うちの小5の長男も友達が持っているからと欲しがるのですが
「携帯電話ってメールしたり、サイトみたりできるんでしょう?」
ともう、みえみえの理由で欲しがっていて、危ない危ない。
ちゃんとしたキッズケータイならフィルタリングとか発信規制とかいろいろな機能でそういう害悪から守ってくれるのでしょうが、小学校高学年ともなると、普通の携帯を持っている子も多いようです。
こどもは興味深々のわりに、驚くほどそういう危険性には無知なので、携帯電話を持つリスクと持たないリスクを良く考えて与えないと、CMに流されてなんとなく与えてしまうのは危ないなぁと思う今日この頃です。

携帯電話については、私の個人ブログTHE義務教育でも取り上げておりますので、ご興味のある方はお読み下さい。