「慌てずやったらいいよ」
「失敗もしてもいいよ」
「失敗しても自分で作って、それを自分で食べよう!」

先日、成人の知的「障害」の男性と一緒にホットケーキ作りをした時に、他の支援者の方がその男性に言っていた言葉です。

知的「障害」の男性は、始めは、早く作って食べたい一心で、小麦粉をボールに入れたり、卵を割ったりといった作業を慌ててやっていたために、ボールから材料がこぼれたりしていました。「落ち着いてやったらいい」という声かけを横に、焦って、思い通りにならない感じにイライラしていました。
でも段々周りの雰囲気に安心して、作業もゆっくりになり、手順もしっかり踏んで、徐々にホットケーキの形が見えてきました。市販のケーキのもとを使わずに、小麦粉やバター、砂糖卵牛乳を入れて作ったので、仕上がったケーキは外はさくさく、中はふわっとした仕上がりになりました。さらに自分で作ったものだから、その達成感も美味しさにプラスされました。

また先日の日曜日はきっずくらぶでした。クリスマスシーズンということで、梅田スカイビルのツリーを見た後、事務所でお菓子作りをしました。ボランティアの学生さんたちが、子どもに誘いかけ、全員何らかの作業に参加することが出来ました。みんなでわいわい作ることができました。
反省点としては、型を抜いたクッキーを、設備の関係で隣の部屋のオーブンに隠してしまったので、一連の流れを子どもたちに伝えることが出来ませんでした。もっと簡単なもので、「行程」が目に見えるものが良かったかなぁと反省しました。
子どもたちとの新たな経験に向けて、一つ一つの行程を繋げることを意識する、そして活動に+@の部分を私自身も増やしていきたいと思います。

明日からは冬さま、そんなことを意識しながら3日間充実した時間を送りたいと思います。

おおつか