ある子どもさんが言った「むにむに」—。小声だったので、私にはそう聞こえて「もう一回言って」という私の問いかけに、少し大きな声で「のびのび」と言ってくれました。
それを聞いて、その子が参加している『 障害児のための おもちゃ図書館のびのび 』のことだと分かりました。

「おもちゃ図書館」の開催される場所を指さして、「明日、のびのび」と言う彼の中では、そのことがしっかりと位置付いているのだなと思いました。

その『のびのび』に、先週の土曜日に参加させてもらいました。

実際参加させてもらって、たくさんのおもしろいおもちゃがあり、子どもよりもむしろ大人の私の方がおもちゃに夢中になっていました。

初めて会った子どもさん、親御さん、久しぶりに会えたOBのメンバーもいました。

‘ボランティア活動’をしていると、「してあげている」という気持ちが出てきたり、運営に関わると、人を集めることに必死になり、参加を「強制」しかけたり・・。

自発的な活動のはずが、負担を大きく感じ、人との関わりに溝を作り兼ねない場面を見たり、自身が経験したりすることもありました。

そんなことを感じさせない雰囲気が「のびのび」にはありました。
やって楽しいこと、ほっとできる場所があること、また会いたいと思える人がいることなどが、とても貴重なことだと感じました。

おおつか