10月30日の日曜日。

昨年に引き続いて地元の北条中学校でのイベントに模擬店を出します。

去年は個人的に参加してなかったのですが、今年は全面的に取り組むことになりました。

出し物はスタッフと相談して「おでん」に決めたのですが、さて準備を進めようと思うといろいろ思い悩みます。

具材は何を買っておくか、何個づつ用意するのか、準備の手配は、など一人であれこれ考えていると何度も頭の中を思いがぐるぐる循環してなかなか前に進めないでいます。

とはいえあと一週間しかないので、もういいかげんやっつけていかないといけないですね。

さてさて、この夏にあとくりの介護者派遣事業について大阪府の「実地指導」なるものがありました。

大阪府の職員が事業所に来て、介護事業者がきちんと仕事ができているかどうかいろいろ書類を見たり、聞き取りをしたりということなのですが残念ながらたくさんの宿題(改善課題)をいただいてしまいました。

いちいち“これはあなたたちのためですから”という口ぶりの府職員は、ヘルパーの派遣状況だけでなく、職員との雇用契約書や出勤簿の記載の仕方、あげくに経理の内容にまで指摘をいただいてなんとなく閉口しますが、そこは『ただ管を恐れる』の言葉どおりじっと聞いて耐えておりました。

指導のやりとりの中で、ひとつ利用者(障害者)との契約書について指摘がありました。

恥ずかしながらうちの契約書類は普通にワープロ打ちしたものだけしかなく、相手の障害の状況によって点字のものやルビうちのものを用意すべきということでした。

それはまことにそのとおり。

ではどのようにすればよいのかと聞いたところ、府職員曰く『知的障害の方用にルビうちのものや視覚障害の方用に拡大文字や点字、音声テープなどが必要でしょう』とのこと。

つっこんで『拡大文字の大きさというものは?』と尋ねたら『通常A4版でつくっておられるものをA3版に拡大コピーしておられるところが多い』ということで府としての明確な基準は聞けませんでしたが、よそはこうしているよという情報だけ教えてくれました。

『そういったいろいろなパターンを通常のもの以外に二つ以上は用意すること』と指導されました。

えっ逆にふたつだけでもいいの?

話をしているとこうあるべきという話はなるほどと合点もいくのですが、実際にどうすればいいのかということはこちらに下駄を預けています。

百歩譲ってそれは事業所が個々に考えるとしても疑問は残ります。

①障害の内容は個々様々でありその意味では契約書の様式がひとつであろうが、みっつであろうが全ての場合に対応できていないのであればそれはいずれも『不十分』な状態ではないか。一つしかないのならダメで、二つ以上あれば不問であるかのような指導に合理性はあるのか。

②むしろ契約書の様式は契約の相談においてその人にあった契約書を事業所が当人と相談して考えるとした方が現実的ではないか。

ということです。

あくまで個人的な見解ですよ。

そもそも契約書や重要事項説明書などに記載されている内容には一般に馴染みが薄く、例えば大阪府がモデルとして示しているような内容にしても健常者であっても難しい。ましてや教育や情報から阻害されてきた当事者に対して、形式的ともいえるそれらの手順がどのくらい意味のあることなのかを問いたい。

介護事業所は面倒だ。

あわづ