家庭訪問について

当会では家庭訪問は原則1回だけと考えています
でも保護者の方は「すぐには無理」とか
「しばらくは来て欲しい」とか希望します

でもそう望んでいるのは保護者であって
不登校の本人がそう望んでいるかどうかは
分かりませんね

ほとんどの保護者は勉強などよりも
むしろ元気になって外へ出掛けたり
外の世界で楽しみを見つけたり
他の人と交流して欲しいと言います

本人は保護者と顔を付き合わせている
息詰まるような生活の場から
少しでも早く抜け出し
自分を取り戻すために
環境や行動を変えて
自分自身に刺激を与えることを
求めているように見えます

子どもが保護者の保護の手のひらから
飛び立つことは保護者にとっては
さびしいことです

でも子どもが自分の手の届かないところへ
行ってしまうむなしさには
親は耐えなければならないと思います

親がそのさびしさやむなしさに耐えて
強くなるときに
子どもも自分で生きる強さを
身に付ける事ができるのではないでしょうか

それほど親と子は互いに影響しあうほど
強いつながりがあるのですね

<タマサンゴは冬の空の下で鮮やかです>