うれしいニュース

昨年秋にCEP不登校親子サポートセンターを
開設してから半年たちますが
これまでで1番うれしいニュースが届きました
保護者からの電話によれば中学2年のK君は
1月,2月,3月と元気に学校に行っているそうです

K君はそれまで1歩も家から出られないで
家族ともあまり会話もない状態でしたが
昨年保護者と一緒に当会事務所に来てから
得意なパソコンの技術を活かしてボランティアとして
1人で通って来る様になりました

最初は少し緊張気味?
でも少しずつ慣れてきて積極的に仕事をしてくれました
分からないことは自分からきちんと聞いて確かめて
ミスのない責任を持った仕事ぶりでした
だんだん会話も自然になり笑顔も見せるようになりました

当会では以前はパソコン担当の学生ボランティアもいましたが
みんな卒業していなくなり人手不足でした
それでK君が大活躍してくれて本当に助かりました

保護者のお話ではボランティアで自信をつけたようだということです
実は当会がモデルとしているイギリスの市民性学習に取り組む市民団体でも
子ども達がボランティア活動を体験し人の役に立つことで
社会性を身に付け自信を獲得すると位置づけられています
子どもは常に大人から守られ保護される受動的な存在ではないという
考え方は国連子どもの権利条約にも通ずるものです

K君は学校に行きたかったんですね
当会では少し背中を押してあげただけできっかけに過ぎません
不登校を乗り越えたのはK君本人の力ですね
5%は彼を信じ続けた保護者の力
5%は当会の力
5%は彼を温かく受け入れてくれた先生や友だちの力
85%が彼の前向きな力ですね

保護者と話していてK君が不登校の経験を通して
強くたくましくなったことが素晴らしいと思いました

<ナズナが咲いています>