不登校とボランティア

不登校だったK君がなぜボランティア活動をしてから
自信をつけて学校に行くようになったのでしょう?
ボランティアは日本では奉仕活動や慈善活動のように
イメージされていますが、ボランティアの語源は
「志願兵」「自ら自主的に名乗り出る、行動する」などです

誰かに言われてするものでもなく
弱い人を助けるものでもなく
自らの意志で行動し人のために役立つことで
社会の1員である自分の存在に気づき
自信を持ち自己肯定感を持つことができます

このときの達成感は成績や業績のように
誰かと比較したり競争するものでもなく
自分の純粋な喜びであり
何ものにも代えがたい深いものです
人のためにやったつもりが実は自分が1番うれしかった
いっぱい学べた、気づきがあったというわけです

当会ではこれまでに127人のボランティアが活動に参加してくれました
中には必修だから、推薦入学のためだからなどの理由で
参加した学生もいましたが
ボランティア活動を何かの手段とする場合は
目的が達成すればすぐにやめてしまいました
学びや気づきや達成感もやはりそれなりのようでした

ボランティアは市民社会の一員として積極的に
社会にかかわっていく目的意識が大切ではないでしょうか

<ワイルドベリーが咲いて実がなりました>