新聞には薬物乱用に関する記事が
ほぼ日常的に掲載されています

例えば大麻の所持や栽培、売買などで摘発された人は
06年では過去最高の2288人で
初犯が90%、20代以下が3分の2を占め
転売目的で自宅や山の中での不法栽培が目立ちます
ネット上では大麻の種を販売しているのです

9月には教育評論家の斎藤次郎氏が
大麻所持で長男らと共に逮捕される
衝撃的な事件もありました

またうつ病治療薬のリタリンは
覚醒効果があり薬物依存が多数発生しているため
製造元が効能効果を取り下げることになりました
うつ病は自覚症状に基づき診断されるので
不適正な処方がされやすいなどの事情があります

最近ではアメリカの陸上女子短距離走の
マリオン・ジョーンズがドーピング違反で
5つのオリンピックメダルを剥奪されました

ほとんどの人は薬物乱用を
一部の暴力団関係者や非行少年の問題として
矮小化して他人事と感じていますが
薬物乱用の裾野は広く
社会のあらゆる層に浸透しています

当会では子どもの薬物乱用を
非行問題として罰する対象とするのではなく
悪い大人にターゲットにされ金儲けのために
利用されている被害者と考えます

国連子どもの権利条約でも
このような大人が子どもを搾取する事例を
子どもの人権侵害と捉えています。

ただ罰する対象としている限り
子どもが大人に相談できにくく
被害は表に出てこないので
支援することができないでしょう

<コムラサキがきれいな実をつけました>