若者の消費者トラブル② 友さえ失うマルチ商法

大学の友人から「儲け話がある」
「絶対儲かる。月10万円は軽い」と
長時間説得され断わりきれず学生ローンで30万円の
化粧品の購入契約をしてしまった
自分も新たな会員を誘わなければならない

都内の消費生活センターに寄せられる
29歳以下の若者の相談で多いのが「マルチ商法」で
06年度は965件あった

友人から「資産運用ソフトが1万本限定で今買えるのは運がいい
知人を誘えば10万円、3人誘えば40万円の収入になる」と誘われた

知人から馬券を自動的に予想して購入するソフトの
シュミレーションを見せられ
「サークルの仲間に広めればみんなで金儲けができて楽しい」
と勧められ90万円のソフトと8万円のパソコンを購入させられた

マルチ商法は次から次へと組織に人を加入させ
勧誘し続けなければならない
身近な人しか誘えないので大切な友人を失い
借金返済に終われる羽目に陥るケースが目立つ

社会経験の乏しい若者を狙った悪質で巧妙な手口
「絶対儲かる」なんて甘い話はないと思うこと
「簡単」「成功」と聞いても安易に信じないこと

マルチ商法ではクーリングオフの通知期間が20日以内
この期間であれば無条件で解約できる

<ウグイスカズラの真っ赤な実がなりました>