養護教諭が生徒のリストカットなどの自傷行為を把握した
中学校の割合は全体の72%、高校は82%に上ることが、
2006年度の文部科学省の委託調査で分かった。
家庭内などでの虐待は小中学校それぞれ3校に1校以上で
把握されており、保健室が、複雑な事情を抱える子どもたちの
心身の受け皿となっている状況が浮き彫りとなった。
同省から委託を受けた日本学校保健会が
全国の小・中・高校合わせて約1100校を対象に調査した。
5年に一割程度、実施しているが、
自傷行為については今回初めて尋ねた。
05年10月から06年9月までの調査期間中、
自傷行為を養護学校が把握した生徒は、
中学校では千人当たり3.7人、高校は3.3人だった。
虐待の把握は、小中学校ともに千人当たり1.5人。
児童生徒一人当たりの対応時間も長くなる傾向にあるが、
独立した相談室を持つのは
小学校17%、中学校33%、高校41%にとどまっている。
スクールカウンセラーを配置している学校のうち、
養護学校と定期的に打ち合わせなどをしている割合は
小学校48%、中学校67%、高校69%だった。
<タマシャジンの花は変わった形をしていますね>