最近、大人だけでなく子どもからも
「自分はダメ人間でなぜ生きるのかわからない」とか
「いじめは一生続くに決まってる」とか
「もう疲れた」とか
「私を必要としている人なんかいるのか」とか
苦しい言葉が聞こえてきます

「人はなぜ生きるのか」
「自分とは何なのか」は人間の永遠のテーマであり
目新しい言葉ではありませんが
そういうことを考えるのが
少しずつ低年齢化しているかもしれません

今の子どもたちは昔に比べて幼稚だという大人もいますが
一方では大人と同じように多くの情報に囲まれて
早熟化している子どももいるでしょう

そして昔ももちろん早熟な子どもはいたはずですが
彼らは多大な情報だけでなく
生活の中で多くの実体験を伴っていたことが
決定的な違いかもしれません

日常生活の中で知りえる様々な体験や知恵を通して
生活上の様ざまな問題への免疫を持つことができ
バランスが取れていくのではないでしょうか

今の早熟な子どもたちにはその部分が
身につかない段階で情報ばかりが入ってくるため
容量オーバーになったり
消化不良を起こしたりする危うさが気になります

成長期の子どもにはたくさんのことを経験し
体を動かして気づくことが大切ではないでしょか
マニュアルではない生きた教材が
子どもの成長を促すことでしょう

<ねむの木の花が遠くからも見えます>