早坂隆のニッポン三面鏡より

世界で1番クールな技術 アフリカの発展助ける蚊帳

世界では1年間に約3〜5億人がマラリアを発症し
少なくとも100万人以上が亡くなっており
ほとんどがアフリカのサハラ以南の5歳未満の小児だ
マラリアによる経済被害はアフリカのGDPを1年間に
約120億ドル減少させている
100万人以上の犠牲者といえば大きな内戦や紛争に匹敵する

マラリアの予防にはハマダラカ属の蚊との接触をおさえることで
日本の蚊帳が貢献している
住友化学の「オリセットネット」で防虫剤が練りこまれ
蚊を近づけない効果が倍増し耐用期間は5年間
2000年から本格生産し03年にはタンザニアのメーカーに
生産技術を無償供与し
ユニセフやWHOを通じてアフリカ諸国に供給し
現地工場では数千人単位で雇用を生み出した

アメリカ誌タイムが「世界で1番クールな技術」として
記事に取り上げた
日本がクールなのはマンガや映画だけではない
技術大国日本にしかできないことをさらに示していってほしい
政治の力も大事なのだろうが蚊帳1枚の方が
確かにずっとクールだと思う

・・・・・・蚊帳といっても若い人は見たことがないかもしれません
室内に張る網目状のテントみたいなものです
こんな国際貢献なら誇りに思えますね・・・・・・

<フジバカマは秋の花です>