研修報告「発達障害と危機支援」

白梅学園大学公開講座
子どもの育ちと大人の思いがずれるとき
〜発達臨床心理学への招待〜
「発達障害と危機支援」
講師 堀江まゆみ氏(白梅学園短期大学教授)

発達障害の特徴は、素直で悪気がない、
暗黙のルールがわからない、細かいところにこだわる、
曖昧が苦手、真面目すぎて融通が利かない、
特定のことに敏感に反応する・・・などがある。
今までは発達障害のある子(人)は、
一般社会と切り離されて生活することが多かった。
その中での様々な事件を具体的に話され、
人の援助がなくてもひとりでできることを目指すのではなく、
人の援助をたくさん借りて
自分らしい生活をすることの大切さをうったえていた。
被害にあっても自分が悪いからだと思って誰にも言えなかったり、
被害認識のないこともあるので、被害の認識、周囲の人の理解、
本人を交えての解決プロセス、本人の訴える力を育てることが必要である。
また、発達障害者向け消費ワークショップ
(訪問販売の断り方、解約の方法など)をビデオで紹介された。
私自身、障害のある人に対して認識不足を実感した。
また障害のある人に限らず人とかかわることの大切さを改めて感じた。 
(ボランティアスタッフM)

<シオンが紫色の小さな花をたくさん咲かせています>