広がるバラバラ食・勝手食い
ある家族の夕食風景
会話もほとんどない
家族が食卓を囲んでいるのにそれぞれ
好きなものを食べる「バラバラ食」だ
食卓はさらに変化して「勝手食い」という
食スタイルも現れ始めた
勝手な時間に食べるので食卓で顔を合わすこともない
食卓に並ぶ各人が好きな食品が
時間と共に消えていく
「好きなものを好きな時間に好きな場所で食べる
だから1日1食の人もいれば1日5食の人もいる
テーブルは動物園の餌場となった」
聖徳大の室田洋子教授(発達・臨床心理学)は
「食卓は本来食料や家族の心、人間関係の大切さを
分かち合う場だ。飽食の時代となった80年代以降
食事は作らず買ってくればいいものになった
その分稼ぐために大人も将来稼ぐために塾に通う子どもも
忙しくなってしまった」と説明する
・・・・・・昔から「同じ釜の飯を食う」という表現で
互いの信頼感、安心感、共感関係を前提にし
なおかつそれらをより強化する場が食卓で
生活の知恵や文化が伝承される場でもあり
ただ栄養を補給したり、食欲を満足させるだけの
ものではないというのが食育の基本だと思います・・・・・・
<サフランはいろいろな利用法がありますね>