当会アドバイザーで臨床心理士の岩佐壽夫先生をお招きして
相談対応についてのスタッフ研修を行いました。
以下、スタッフの感想です。
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今回、スタッフ研修の講師として岩佐先生が
子どもひろばにきてくださいました。
内容の主は子どもひろばで行なっている人権サポートの
電話相談についてで、
今まで対応した相談の中で疑問に思ったことや困ったことに関して、
先生よりアドバイスいただきました。
先生は、まずは基本的な電話相談を行う上での姿勢からお話しして下さいました。
それは、フェイスシート(どんな人がどんな内容の相談をしに
電話をかけてきたかを記録する用紙)をうめようとせず
相手に話しをさせることを心がけるということや、
「でも」「しかし」という表現は使わないこと、
次の入電に繋げるよう意識すること、
ここでの話しは他には漏れないことを伝える大切さ等、
良く理解できる、しかし落ち着いて対応できないと
忘れてしまいがちなもので、大変勉強になりました。
特に他でも電話相談員をしている私にとっては、今までの対応の
姿勢が間違っていなかったという自信にも繋がりました。
他にも子どもひろばの今後の活動に関して、幅広く先生の考えを
聞かせていただき、これから子どもひろばがより一層
社会に機能していける可能性を感じられました。
そして、今社会では何が必要とされ、自分はどんな形で
社会に関わりたいのか、どんな人でありたいのか、
改めて自分のあり方を考えるきっかけにもなりました。
ありがとうございました。
(ボランティアスタッフY.M)
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岩佐先生より、私たちが行っている電話相談を中心に、
相談を受けた際のより良い応対について、ご指導いただきました。
先生のお話を伺い、感じたのは、子どもひろばでの相談は、
相談者と面識がないものの、相談の受け応えそのものは、
友人同士でする相談とさほど変わらない、特別なものではないということです。
相談者の気持ちに少しでも近付き、話を聴くだけではなく、
時には違った視点から提案したり、質問を投げ掛けてみる。
そんな変化球も交えた言葉のキャッチボールの中から、
相談者自身が問題解決の糸口を見つけられたり、
また有意義な時間だったと感じてもらえたら嬉しいですね。
(ボランティアスタッフM.H)