研修報告「社会的排除と社会的包摂」②

OECD加盟国の相対貧困率(%)

メキシコ 18.4%、トルコ 17.5%、アメリカ 17.1%、日本 14.9%・・・
OECD平均 10.6% 

数字からも判るように日本の貧困率は、OECD加盟国30カ国の中で
4番目に貧困率の高い国というデータがあります
物質的な(衣食)ものは満たされているものの、
住宅事情の悪さと余暇社会活動においての
貧困度が高いのが日本の特徴です

そして、もうひとつの特徴は若者の貧困率の増加と高さです
私達日本人の中で自分達が貧困率の高い国だと
理解している人がどの程度いるのだろうか
物に溢れているだけでは豊かな生活と呼べないと云うことを
改めて気づいた講義でした

社会的包摂

所得の保障
保護制度の利用の厳しさ
雇用保険の適用
保険医療サービス
教育サービス
住宅サービス対人社会サービス
雇用サービス

日本において適用されるべき者が適用されずサービスを受けられない、
又はサービスを認知していない体制が整っていないなど
現代のニーズとサービスのずれ、支援機関と支援機関のずれがあり
日本における若者政策のあり方、支援する仕組みなど
地域、社会、政策によるネットワークの構築が問われています
欧米諸国とアジア圏での違いは住宅サービスにも顕著に現れています
また若者が短期間雇用において困った際の政策においても
アジア圏では支援システムがなく保険型であるのに対して
ヨーロッパでは税金または混合型です
アジアは家族単位意識が強い文化であることが
ヨーロッパとの社会サービスの違いの根源なのかも知れません

(ボランティアスタッフK.M)

<シクラメンがきれいに咲いています>