幸福のレシピ 藤井あけみより

近年病院の外来待合でもレストランでも新幹線の中でも
子どもたちは携帯ゲームに夢中です

米国小児科学会はテレビ、ビデオ、コンピューターゲーム
などのメディアが子どもの健康に与える影響=
言葉の遅れ、学業不振、暴力的になること、肥満
過度に性に興味を持つこと、酒、タバコ、薬物依存=
に警鐘を鳴らしています

日本小児科学会も2歳まではテレビ、ビデオを控えるように
それ以降もメディアに接する合計時間を2時間(ゲームは30分)
以内にするよう提言しています

私もこの提言に賛成です
0〜7歳くらいまでの子どもは感覚や運動や想像力を通して
世界を知るといわれています
よってテレビやゲームの仮想現実は余分なものです
それよりも五感を通して本物に触れることが大切です
これが感情や思考の発達の基盤になります

病院にいる子どもは無機質で人工的な世界に身を置いています
だからこそ本物、本質に触れる機会を
多く提供したいものだと考えています

<寒桜はもう咲いているようですね>