「自分ダメ」日本突出 中高生「疲れ感じる」も

日本の中高生は他国に比べて自分の能力に自信がなく、疲れも感じている・・・。
財団法人の日本青少年研究所(東京)が日米中韓の4カ国の中高生を対象に調査したところ、こんな結果がでた。
日本の生徒は「生徒の自治活動」「社会や政治への参加」「外国留学」のいずれにも消極的だった。

調査は08年の9〜10月にかけて、各国の中学生と高校生、それぞれ約千人ずつ、計約8千人を対象に実施した。

自分に人並みの能力があると思うかたずねたところ、
「あまり思わない」「全く思わない」と答えた日本の生徒は高校46.7%、中学45.6%と
4カ国中で最多。最も少なかったのは米国(高校7.6%、中学6.3%)だった。

「自分はダメな人間だと思う」率も日本がずば抜けて高く、
「とても思う」「まあ思う」を合わせると高校は65.8%、中学は56.0%。
次いで高いのは韓国(高校45.3%、中学41.7%)だった。
「よく疲れていると感じる」生徒も日本は高校83.3%、中学76.0%と多かった。

一方、「学校の自治活動に参加したい」という高校生は10.9%、
中学生は14.7%で、4~5割いる中国や米国に比べ著しく低い。
「青少年が社会や政治問題に参加することについて」の回答でも
「参加しても無駄」という答えが高校15.2%、中学17.4%と4カ国中最多だった。
「外国へ留学したい」子は4カ国の最少で高校40.6%、中学37.4%。
中国は中学生の84.0%、高校生の60.5%が留学を希望している。

<ハナニラの葉は にらのような香りがします>