日本における権利のかたち エリック・A・フェルドマン(現代人文社)より

*権利(=Rights)は1864年北京出版漢訳版にあり
1865年日本に紹介された
権とは計量の意味・利は収益、長所の意味
理は道理、正義、真理の意味
日本では権利は公式書類に
権理は自由民権運動や武士層に10年間併用された

*権利とは「正当な根拠を持って要求できるものであり
主張された場合には他者が保障の義務をもつもの」

*幕末自由民権運動 声明書
「我々3千万人の日本国民は等しく一定の権利を有している。
生命と自由を享受し防御する権利・財産を獲得、所有する権利
・生計をたて幸福を追求する権利などである
これらの権利はすべての人間が生まれつきあたえられているものであり
したがってどんな権力によっても奪うことはできない」

*19世紀農民流行歌 植木枝盛作「民権田舎歌」
自由にするのが我が権利
自由の権利は誰も持つ
権利張れよや国の人
自由は天の賜じゃ
取らぬは我がみの恥ぞかし

<ホトトギスは名前もいいですね>