「幸福学」の第一人者 ルート・ビーンホベンさん

どんな社会が1番幸せか
社会学を学んでいた学生時代、教授に尋ねたが答えはなかった
「それなら自分で研究しよう」
以来40年間「幸福」を追求してきた
オランダ・エラスムス大学で「世界幸福データベース」を主宰する

幸福の度合いはその国に住む人の「人生の満足度」で測る
各国で実施されている様々な世論調査をもとに
10点満点の点数で示す
最新の集計では上位にデンマークなど欧州各国が並ぶ

日本は6・2点で60位前後
集計を始めたこの30年間でほとんどの国が点数をあげる中
日本の点数は変わらぬままだという

<サクラタデは小さな花です>

「幸福の条件はまず、富、民主主義、良い政府
日本はこの3条件を満たすが人生における選択肢が狭い」
集団主義が強い日本では常に他人の目を意識するため
点数が下がるのだと分析する

「ある程度豊かになると富と幸福度は比例しなくなる
『じゃあ、次は何?』となるからでしょう」