欧では余る新型ワクチン 副作用を敬遠

英国では今月10日までに1320万回分のワクチンを病院に配布
10月21日に医療従事者や妊婦など優先対象者から接種を開始したが
まだ230万人しか接種していない(12月10日)

フランスでは優先対象者2500万人のうち接種済みは365万人(16日)
このため接種対象者を一般の成人4千万人まで拡大し400万人(18日)

ほとんどの国で接種は無料
にもかかわらず接種率が低い理由の1つが副作用への不安だ
頭痛や熱といった症状が報道された上
カナダで想定より高率の副作用が報告されたことで警戒感が強まった

大量にワクチンが余ることが確実になったため
その処理のため各国が動き始めている

9400万人分を確保しているフランスは17日WHOに
当面500万人分を寄付する方針を表明

スイスも調達した1300万人分のうち450万人分を売却するか
WHOを通じて 途上国に寄付すると発表した

十分にワクチンを調達できなかったアフリカや東欧の国々に
売却を模索する動きも出ている
また製薬会社に引き取ってもらうため協議を始めたスペインのような例もある

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