CEP親子の安全トレーニングと子育て講座

2003年頃から幼い子どもの連れ去り事件が全国で多発し、
入学前の保護者の心配事の第1位が「通学路の安全面」になりました
しかし保護者の不安感は子どもにも伝わりますから
入学を前にして期待に胸を膨らませる子どもに
どんな影響を与えるでしょうか

漠然とした不安感は正確な知識を持てない時
メディア情報に振り回されてますます不安感が増幅しますが
不安感からは何も生まれてきません
保護者が冷静に社会全体に視野を広げること
子育てを長いスパンで捉えることなどをとおして
発想を転換しポジティブ思考になることが大切だと思います

保護者の皆さんには子どもを取り巻く環境の変化を中心に
刺激に満ちた情報社会の現状
コミュニケーション能力が育ちにくい社会
被害者を減らすために加害者を減らすことの重要さ
男の子の子育てと思春期の難しさ
子どもと親の向き合い方などをお話します

子どもたちには決して不安感や恐怖心をあおるのでなく
和やかな温かい雰囲気のワークショップで
ロールプレイを中心としたトレーニングを行います
大人が言葉で教えるのではなく子ども自身が体と心で感じとり
自分の身を守る成功体験をとおして自信を持つことができれば
被害の予防効果は大きいでしょう

この教育プログラムは2004年に開発しこれまでに150回
都内の幼稚園や保育園、公民館などで実施してきました
やはり毎年卒園前後のこの時期に集中します

以下は参加者のアンケートの一部です
*頭では分かっていても講習を受けたり実際その場面での対応が
 子どもによく理解できるし参加できてよかったと思いました。
 子育てのヒントも頂けました
*加害者となった少年の幼少期の話が印象に残った
 子どもとのコミュニケーションの大切さを改めて再確認した
*「つがつくまでは膝の上」初めて聞きましたが覚えておきたい言葉です
 楽しい事ばかりでなく嫌だったことも聴く、毎日しようと思いました
 男の子には男性モデルが必要、お父さんにも聞かせてあげたかったです
*大変有意義な講座でした。勉強していたつもりでしたが知らない事が
沢山ありました。今後も参加して子育てに役立てたいと思います
*我が子を加害者にしない。社会のなかに加害者を作らない事に微力でも自分が
 関わっていきたいと思いました
*社会で生きていく上で大切な事を再確認できました
*「つがつくまでは膝の上」どれくらいまで甘えさせ、いつから見守るのかの
 境がわかる言葉でした。親の気分や状況で甘えさせるのをまれに我慢してもらう
 事もありましたが、しっかり甘えさせる事が大切だと気づきました
*とてもためになりました。帰ったら主人にも話し、子どもには自己肯定感を
 抱くよう子育てしていこうと思いました
*監視カメラだけでは世の中、暮らし良くならないという話が印象的
*凶悪犯罪者の背景には親の愛情が行き届かなかった事が要因の一つとなっている というお話を聞いてショックを受けました。いかに親の子に対する愛情が大切かという ことを感じました。写真を撮ってネットで売買しているという現実にも驚きました
*小学校入学前というタイミングで受講できてよかったです。子どもへの犯罪の実態 等、1人でも多くの親御さんに知って頂きたい内容だと思いました。
 (幼稚園、保育園で受講義務のプログラムになるとよいですね)