ほとんどの保護者は子どもが小さいときほど子育てに
愛情とエネルギーを注ぎますが、
ある程度手がかからなくなる小学校高学年頃から
「もう子育ては終わり!」と考える場合が多いようです
この前お会いした保育園の園長先生のお話では
「小学校入学すればもう子育て終わり!と考える親もいます」
ということでした

ところが多くの専門家の指摘で共通するのは
「人生で一番大変な時期が思春期である」ということなのです
例えば日本の子どもで一番いじめが多いのは中学2年生、次が1年、3年です
不登校も小学生は2万5千人、中学生は13万人です
思春期は脳も体も劇的に変化するので子どもたちは
劣等感や不安感、孤独感、大人への不信感などに混乱し悩み多い時期です
しかし反抗期特有の態度を示すので保護者はコミュニケーションが難しくて
あきらめたり、放任したりしがちです

その結果、ある調査では中学生の60%が「親は自分に無関心だ」と
感じています。
「うるさい」「関係ないだろ」「ほっといてくれ」など憎まれ口をきいても
実はまだまだ成長期ですから親の保護や関与を求めているのですね

保護者の皆さんが早く子育てを卒業し仕事を始めたいとか
趣味の世界を広げたいとか希望を持つのは当然のことですが
子どもが成長すれば手はかからなくなるけれど
気持ちはいつも子どもの方を見守って新しい親子関係を築いていくこと
子どもの成長に合わせて保護者も成長し学んでいくことが大切ではないでしょうか

<赤花夕化粧は小さい花ですが名前がいいですね>