教育予算、日本また最低 OECD調査

2007年の日本の国内総生産(GDP)に占める
公的な教育支出の割合は3.3%で
経済協力機構(OECD)加盟国のうち比較可能な28カ国で
最下位だったことが分かった

各国平均は 4.8%
1位 アイルランド 7.0%
2位 デンマーク 6.6%
3位 スウェーデン 6.1%

26位 チリ 3.7%
27位 スロバキア 3.4%
28位 日本 3.3%

日本の状況で目立つのは教育支出に占める私費負担の高さ
日本は33.3%で、韓国、チリ、米国に次いで高い

教育段階別では日本は就学前が56.2%で
各国平均の20.3%の約2.8倍

高等教育(大学など)も67.5%で
各国平均の30.9%の2倍以上

初等教育(小中高校)は10.1%と低めだが
各国平均の9.7%を上回る

文部科学省は
『日本は各国と比べて私立校が多く、授業料などで家計負担がかさむ
傾向にある」としている

教育環境に関するデータ(08年調査)では
教員1人あたりの児童生徒数は小学校が18.8人で
各国平均の16.4%を上回る
中学校では14.7人で各国平均の13.7人を超えており
日本の教員の負担の重さが示された
文科省は来年度から8年かけて公立小中学校の教職員を
19400人純増する計画案を策定、負担減を目指している

・・・これだけ私費負担の割合が高いと、
十分な教育を受けられる子とそうじゃない子の格差が広がる一方ですね。

<カラマツソウがきれいに咲いています>