CEP思春期からの危機管理—こころと体を守るために—

都内の高校で出前授業をしました

多くの動物は大人になり巣立ち、交尾をして子孫を残します
しかし私たち人間は子孫を残すためだけでなく
愛情を確かめ合うコミュニケーションとしてのSEXや
商品化や犯罪化したSEXもあり
まだ経済的にも精神的にも自立していなくても
SEXをすることがありいろいろな問題が起きてきます

青少年の性行動全国調査で「高校生が避妊しない理由」(複数回答)
面倒くさいからは 男子 26%、 女子16.3%
準備していないことが多いからは 男子46% 、女子40.8%
たぶん妊娠しないと思うからは 男子32%、女子30.6%
などの単純な理由であまり深く考えていないようです

日本女性は他の国に比べて性行動では受身になりやすく
自分で決定したりリードする力が弱い傾向があります
いつもははっきり自己主張が出来るのになぜなのでしょうか
男性も女性の気持ちを大切にして尊重してあげてほしいですね

いろいろな性感染症については保健の授業などで勉強するかもしれませんが
自覚症状がなかったり、検査をしてもすぐにはわからなかったり
また最も重要なことはHIVの感染率が非常に高まることで
特にヘルペスや梅毒に感染していると
男性は10〜50倍、女性は50〜300倍になります

HIVは早期発見、早期治療で病気の進行を抑え
エイズ発症を防ぐことも出来ます
すべての先進国ではエイズ患者は激減しているのに
日本では対策が遅れ20〜30代の患者が増えているのが特徴です

普段はお互いを大切にしようと言いますが
SEXに関しては妊娠も中絶も出産も女性に大きな負担がかかるので
男子は女子を大切にしましょう
女子は自分のこころと体を大切にしましょう
エイズ検査は保健所で匿名で無料で出来ますから気軽に行きましょう
わからないことや困ったことがあったら保健室の先生に相談しましょう
SEXについて考えることは自分がどう生きるのか考えることです

<福寿草は早春の花です>