テレビに映るのは
眼が泳いでいる人
眼が死んでいる人
国民に冷静にと呼びかけながら本人が息が上がっている人
認識という言葉を連呼し事実関係を見ない人
現場の担当者が言っていると責任転嫁する人
人災なのにまるで天災のように語る人
主語が無く責任の所在を明らかにしない人
記者の質問にきちんと答えない人
国民の疑問を代弁しない人
パニックになるからと国民に情報を公開しない人
これだけの事故を起こしたのに国民にご心配をかけたと謝る人
3キロ、10キロ、20キロと避難指示を小出しにする人
自分たちは安全地域にいて現場や下請けを危険にさらす人
国民を危険にさらしておいて冷静にと指示する人
当事者なのに評論家のように淡々と語る人
謝罪会見なのにえらそうな人
立派な肩書きなのに中身が無い話を続ける人
ばかりが目立ちます
1986年、25年前にソ連のチェルノブイリ原発事故があり
季節風にのって日本にも放射性物質が広がったとき
子育て中だった私は大きな衝撃を受け
消費者グループで学習し消費者展で危険性を訴えました
その当時は原発関連の絵本やアニメまで製作されたのに
いつの間にかみんな忘れてしまいました
その後ヨーロッパを中心に脱原発の流れが加速しましたが
現在、原発はアメリカ104基、フランス59基、日本は56基で世界第3位です
こんなに狭い国土、こんなに地震大国の日本にこれほどの数の原発が
次々と建設され、ひしめき合っています
その上、今後は途上国に原発技術を輸出しようとしています
どこまでも国民の健康や安全より、経済界の論理が声高な国です
今回の福島の事故が収束すれば忘れてしまうのでは余りに愚かです
私には子どもと孫がいます
次世代にこのような負の遺産を残すのはあまりにも無責任だと思います
脱原発、自然エネルギーの開発、エコロジー社会について
本気で取り組む契機になることを願います
<リナリアは小さくてかわいい花です>