放射能との闘い 金子勝より

放射能との闘いが始まった
原子力安全・保安院によれば福島第一原発事故で放出された
放射性物質は77万テラベクレル(テラは1兆)で
チェルノブイリの約1割程度だという

一見、事故が小さいとの印象を与える
だがチェルノブイリの放出量は520万から1400万テラベクレルと推計されており
広島型原爆200個分にあたると考えると、実は福島第一原発事故は
広島型原爆20個分もの放射性物質をまき散らしたことになる

人間の命と健康に影響がないはずはない
にもかかわらず、事故発生後、政府と東京電力は情報を隠し事態を放置してきた

・福島第一原発から4キロの双葉町山田地区は
「セシウム137だけで1120万ベクレル」でチェルノブイリで居住禁止になる
「第一ゾーンの下限値148万ベクレルの約8倍」であった

・屋内退避(自主避難)地域に指定された原発から半径20キロから30キロの間にある
浪江町赤宇木は「屋内退避では済まされない高レベルの放射線に襲われていたことを
政府は知っていた

・政府は1ヶ月もの間緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の
 予測とデータを隠し、多くの人々を被ばくするに任せていたことになる

・・・・・・子どもが家族と一緒に生活する、友達と学校に行く、外で遊ぶ、屋外スポーツをするなど当たり前の子どもの権利が奪われて日常生活が破壊されたことは
人権問題だと思います・・・・

<ひまわりは放射能を軽減するのでしょうか?>