戦争に似ている 井形慶子より(本音のコラム)

地震のない英国から見ると、日本は猛毒を吐き続ける原発という
魔物を狭い国土に何十頭も飼っているように見える

先日、日本外国特派員協会で福島原発で作業員として働いた
ジャーナリストの鈴木智彦氏が語った原発内の実情は
終息宣言とは程遠い

汚染水をつなぐ配管も特殊な管を使うべきところ
凍結すれば漏れる寿命の短いプラスチック管を使用
交換すべきだがすでに汚染水が流れているため被爆の危険を伴う

作業員は労働時間を延ばすために線量計をごまかし
工程のつじつまを合わせる
上に無理といえばクビになるから自らの体をかえりみず
働かざるを得ない環境だ

日立、東芝、三菱などのプラントメーカーが提唱する事故収束の策は
莫大な費用がかかるため政府や東電は予算がないと言い
国民には早々と収束宣言を出したとか
教科書の原発記述も書き換えたが、今さら何を

これはまるで戦争だ
さも勝っているように見せておいて遠い戦地では負け戦で
兵士が次々倒れていた

最後は特攻兵をつぎはぎのゼロ戦に乗せ敵艦に体当たりさせた
だが、あの時はお国のためと多くの国民が信じていた
ならば今は

戦後、私たちは誰かに被爆のリスクや避難生活を押し付けてまで
豊かになろうとしたわけではない
倒せない魔物に日本を破壊させまいと一丸になる時だ

・・・・・体に入った放射能を排出する働きがりんごのペクチンにあると
チェルノブイリの時の研究で分かっているそうです。
それから日本の発酵食品の味噌のアルカロイドの効果も
広島の原爆のときに研究されており、ねずみの実験でも実証されたようです
怖いから現実を見ないようにするのではなく、現実を直視しながらも
できることは小さなことでもやっていきましょう。命を守るために・・・・・・