脱原発を進める独キーマン2氏語るより

・エルンスト・フォン・ワイツゼッカ—氏「要は資源の効率利用」
(持続的資源管理のための国際パネル共同議長)

気候変動、資源、エネルギー利用、
地球と人間社会の持続可能性を考えたとき
まずエコロジカル・フットプリントを引き下げなければなりません

70億人の地球人口全てが米国並みに資源を消費しようとすれば
あと5つ地球が必要です

ライフスタイルによるところも大きいと思われます
問題を解決するには資源効率を改善しなければなりません

もし資源効率を5倍に高められれば地球は1個で足りるのです
フットプリントを下げながら、豊かさを維持することが求められているわけです

経済発展をたどりつつ、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の
排出量は減らさなければなりません

・・・・・エコロジカル・フットプリントとは
人間がいかに自然資源に依存しているかを表す指標。
1人を養うのに海などを含めた地球上の面積がどれだけ必要か、で示す・・・・

・ハンス=ペーター・デュール氏「原子力には頼れない」
(マックス・プランク物理学・宇宙物理学研究所名誉理事長)

私は原子力の使用について反対で、平和のための原子力という考え方にも
反対です。平和利用は理論的には正しいかもしれません。

しかしそれが前提であっても軍事転用されないという保証はありません
ヒロシマ、ナガサキに至った技術の開発を私たちは許し多くの命を失いました

一般論として言えるのは、どんなに精巧な計算に基づいて作ったシステムでも
最悪の場合は事故に至るということ。

その恐れが少しでもある以上、結果が受け入れられないものならば
ノーと言わねばなりません

多くの人命が失われる恐れがある場合、次の世代にまで影響を及ぼしてしまう
恐れがある場合、それは受け入れられないと声をあげねばなりません

起こる確率は何%かとはじき出すのは意味のないことです
ゼロでない以上事故は起こりうると認識せねばなりません。

世界に拡散する核物質をコントロールすることは非常に難しい

<ホトケノザが畑や道端に咲いています>