子どもの見える行動・見えない行動 菅野 純より その7

自分の心に気づく

こちらの心にゆとりがないと子どものサインに気づき
働きかけていくことがむずかしい。
「ゆとり」はまず自分自身が満たされ、安心感や自己肯定感を
抱くことによって生じてくる

不平不満が一杯つまっていたり、不安や劣等感に
とらわれていたりすると「他人どころではなくなる」からである

時には満たされない心を、子どもに向かって吐き出したり、八つ当たりしたりして
大人が子どもからエネルギーを吸い取ってしまうこともある

問題は自分が子どもに与えたダメージに気づかないことである
子どもと自分との間に起こっていることを正確にとらえる事ができず
実際には子どもにダメージを与えているのに、何かしら子どもに“いいことをした”と
思い込んでしまう場合すらあるのだ

教師の子ども達への働きかけのなかに、こうしたことはないだろうか
自分の心の状態に良く気づいていることが大切である

<ヒヤシンスが咲きました>