発達障害の子どもたち 杉山登志郎より

子どもは発達してゆく存在であり、発達障害の子どもたちも
当然日々発達してゆく
その過程で凸凹や、失調は全体としては改善をしていくのが普通である

このような子どもならではの特殊性があるために
ほとんどの発達障害について精神医学では慎重な定義が作られてきた

大部分では診断基準に「その発達の問題によって社会的な適応が
損なわれているもののみを障害とする」という除外項目が付加されているのである

生来の素因を持って生じた発達障害に対して様々なサポートや教育を行い
健全な育ちを支えることによって、社会的な適応障害を防ぎ
障害でなくなるところに発達障害の治療や教育の目的がある

子どもを正常か異常かという二群分けを行い発達障害を持つ児童は
異常と考えるのは今や完全な誤りである

発達障害とは個別の配慮を必要とするか否かという判断において
個別の配慮をしたほうがより良い発達ができることを意味しているのである

<ハナダイコンまたはダイコンバナがいっぱい咲いてました>